拡大特集
保育を変えるチャンスにできるのか
ウィズコロナ時代の
「新しい保育」に向けて
コロナによって、一時的な休園や活動自粛など、さまざまな制約を強いられたことで、逆にいろいろなことが見えてきました。私たちがこれまで、「普通」だと思っていたことは、もしかしたら、なくてもいいものであったかもしれないし、だれかに負担を強いるものだったのかもしれません。コロナをきっかけに、もっとよりよい保育を! そのために私たちができることは?
保育
汐見稔幸’s eyes「新指針・要領」
ここに注目!! 第20回
コロナと保育、
指針は指針になっているか
保育の三密対策などの議論は
十分にされていない
追求するのは「表現する楽しさ」
0・1・2歳の表現活動、
「作品の完成」を目指さない
「こんな作品を作りました」。保護者に見せると喜んでくれるからと、子どもに何かを創作させる。保護者サービス以上に「子ども中心」の保育を目指すなら、そういった完成した作品より大事なことがありそうです。とくに、まだうまく自己主張ができない0・1・2歳であればなおさら。0・1・2歳の表現活動を、二つの園の実践から紹介します。
どうやら中学・高校まで残るらしい
早生まれの影響、
考えてみませんか?
1月1日〜4月1日に生まれた子は、4月2日以降に生まれた子より、ほぼ1年早く入園(入学)します。そのため、実際には遅く生まれていますが、「早生まれ」と呼ばれています。この早生まれの子とそれ以外の遅生まれの子には、当然ながら最大で1年間の相対的な発達差(※)が生じます。そしてこの発達差が、子どもの自尊心に影響を与え、年齢が上がっても残るという研究結果が報告されているのです。園では、この早生まれの影響をどうとらえ、どう対応すればいいのか? 読者アンケートの一部と、その研究報告から一緒に考えたいと思います。
発達心理学では、実年齢の差が発達に
与える影響を一般的に「相対年齢効果」
(Relative age effect)と呼んでいる。
排泄するのは、気持ちがいいもの
3歳までに対応したい
子どもの便秘
子どもの便秘について読者のみなさんから、「クラスの半数が便秘で困っている」「保護者から便秘の相談を受けることが増えてきた」「便秘で薬を常用している子がいるけれど、体に害がないのか心配」など、さまざまな声が寄せられました。2〜3日なら、うんちが出ていなくても大丈夫かな…? 油断して便秘を放置しておくと、治療は難しくなり、健康だけでなく、その子の性格などにも悪影響を及ぼします。そこで、乳幼児期の便秘のメカニズムや、園でできる便秘対策などについて、「消化器科のじぃじ」こと村越孝次先生にお話をうかがいました。
保育実践報告
環境学習で環境課ごっこを
するまでに
環境をテーマにして行政の取り組みと園の活動がリンクして、周りとのつながりを広げていった江南市立古知野西保育園。活動の様子をレポートしてくれました。
対談
汐見稔幸・対談 保育+α(プラスアルファ)
第69回
虐待の大半は貧困の問題。
社会からすべり落ちないように、
親が必死になってしがみつこうと
するから、困っていても隠してしまう
差別されることなく
誰でも行ける場所がある、
ということが大事
児童虐待の防止を目的に、親による体罰禁止などを盛り込んだ改正児童虐待防止法が、今年の4月に施行されました。けれども、痛ましい事件は後を絶ちません。その現実を前に、保育に携わる私たちは何ができるでしょうか。ルポライターの杉山春さんは、丁寧な取材を重ねて、虐待事件について問題の本質に迫った多数の著書を発表されています。今、改めて、児童虐待を防止するために何が必要なのか、お話をうかがいました。
制度・講座
保護者負担? 自治体負担?
「逆転現象」が起こった自治体も
保育料無償化で、
給食費負担はどう変わった?
2019年10月の幼児教育・保育の無償化に伴って、以前は保育料に含まれていた保育園の給食費(副食費)の扱いが一部変わりました。保護者負担になった自治体がある一方、自治体の予算でカバーすると決めた市区町村もあり、「不公平」との見方もあります。また、個々の園で給食費を徴収することになり、現場の負担が増しているという声も出てきました。新型コロナウイルスによる登園自粛などで、あいまいなまま、進んできてしまった感のある無償化後の給食費問題、もう一度考えてみたいと思います。
保育用語講座
What’s「保育の質検討会の
報告書」?
保護者
出会えてよかった! 保護者が語ってくれた魅力的な保育者
保護者から見て魅力的なのは、いったいどんな保育者なのでしょうか。「親も子も救われた」「大好きになった」「心から信頼できた」。そんな保育者について、保護者に語ってもらいました。
環境
道ばたの葉っぱはこんなにスゴイ!
植物観察家に教えてもらう
まちの植物の不思議
道ばた、小さな植え込み、駐車場のすみっこ、近所の公園など、身近な場所に生えている植物の豊かで複雑な世界を、植物観察家、鈴木純さんが案内してくれました。同行した子どもたちも、それぞれ個性的な植物の姿に興味津々です。あっと驚く作戦で、生き残るための努力をしているまちの植物の奥深い世界を体験しましょう!
エッセイ・小噺
つい何度も手にしたくなる… あなたの大切な1冊を教えて
思いがけず訪れたステイホーム期間、本を手に取ったという人も多いのではないでしょうか。何度も読み返す、とっておきの本はありますか? 読みたい本はいろいろあっても、何度も読み返す本は数少ないかもしれません。この時期の読書案内として、読者のみなさんに大切な1冊を紹介してもらいました。
今なら話せる…
男性保育士モヤドロ体験記 第26弾
道は開ける
増えてきたとはいえ、まだまだ少数派の男性保育者。女性の同僚や保護者のママたちに囲まれて、男性ならではの、モヤモヤした思い、ドロドロした体験をすることも少なくありません…。
耳を澄まし、目を凝らして見たら
にっこり、にんまり、
クスッと小噺
緊張続きで、心の余裕をなくしてしまいそうな毎日…。でも、耳を澄まし、目を凝らして子どもたちを見つめたら、おもしろい言葉や楽しい物語がたくさん発見できるかも。それはまるで「小噺」。今号では、読者モニターの琴線に触れた、とびきり楽しいつぶやきをシェアします。