エデュカーレ 20269月号 no.135

【特集】

民主主義があって、
保育は「保育」になる
保育シーンの
こんな
ところに
民主主義が

  • 棒切れ、石ころ、植物のつる……
    大人には価値のないモノが、
    子どもには宝
    「準遊材」は子どもの相棒
  • 記録を保育の改善につなげる 書きっぱなしにしない
    ヒヤリハット
  • 調べるだけからさらに進んでみたら 図鑑を使って、もっと遊ぼう
  • 汐見稔幸・対談 保育+α(プラスアルファ) 地域支援のボランティアは、
    自分自身のセーフティー
    ネットを
    つくることでもある

内容 2026 9月号 no.135

SAMPLE PAGE(画像クリックで拡大・1ページ表示)

特集

民主主義があって、
保育は「保育」になる
保育シーンのこんな
ところに民主主義が

「民主主義」と聞くと、むずかしい政治の話だと思う人がいるかもしれません。けれども、現代の教育・保育哲学では、民主主義はもっと身近なものとして考えられています。今回の特集では、その考え方の一端をコミックで紹介するとともに、3歳児以下の小さな保育園のなかで見つけた、「民主主義」と思える場面を取り上げます。今では当たり前な保育のようにも見えるけれど、“民主主義があるから、良質な「保育」になっている”そんな視点で、保育を見つめ直してみたい。あなたの園には、民主主義がありますか?

保育

Shiomi's eyes 「保育のスピリット」
第33回
「深い学び」と「深い遊び」? ─遊びの質が表面的にとらえられないか

調べるだけからさらに進んでみたら 図鑑を使って、もっと遊ぼう

子どもたちが大好きな図鑑。調べるところから興味が広がり、さまざまな活動につながることもあります。読者が取り組んだユニークな活動を紹介します。

棒切れ、石ころ、植物のつる……
大人には価値のないモノが、
子どもには宝
「準遊材」は子どもの相棒

園庭に転がっている棒切れや石ころ、植物のつる。大人には価値のないように見えるモノが、子どもの心をとらえ、さまざまな遊びを生み出すことがあります。北海道大学の川田学さんは、大人が使い方を決めたり管理したりするのではなく、子どもが自ら繰り返しかかわり、自分たちで意味や扱い方を見つけ出していくモノを「準遊材」と呼びました。子どもの遊びを広げる「準遊材」のおもしろさに目を向けてみませんか。

そこにある自然とあそぼ! 第2回 虫のあしは何本?

子どもにとって、虫はもっとも身近な生き物の一つ。一方で、「虫はちょっと苦手……」という保育者も少なくありません。でも、虫を触れなくても大丈夫。まずはそっと観察することから始めてみませんか? じっくり観察することで、虫たちのからだのつくりや暮らしの違いが見えてきます。子どもたちと一緒に、小さな発見を楽しみましょう。

発達特性への理解と育ちの応援シリーズ
with 藤原里美 No.4
自閉スペクトラム症の理解を
もう一歩先へ
安心の源「こだわり」を
支援の入り口に

2004年に「発達障害者支援法」が制定されて以降、発達障害に対する認知度はかなり広がりました。「自閉スペクトラム症」もその一つ。それでも、その名前と実際の理解の間にはまだまだギャップがあります。肯定的な理解と多様な支援のヒントを得るために、今回も藤原里美さんとともに学びを深めます。

対談

汐見稔幸・対談 保育+α(プラスアルファ)
第104回
出会いを大切にし、出会った相手に
共感し、そして自ら汗をかく
地域支援のボランティアは、
自分自身のセーフティーネットをつくることでもある

人と人とのつながりが希薄になりつつある今、地域コミュニティーの存在はますます大切になっています。退職後、「自分にできることで地域に恩返しをしたい」と、さまざまなボランティア活動に取り組んでいる細江卓朗さん。地域を元気にするために歩み続ける、その思いや活動についてお話をうかがいました。

保護者・保育者

率直に子どものことを語り合えたら 個人面談は保護者と
深くつながるチャンス

個人面談は、ふだん、かかわる時間がもてない保護者とも、膝と膝を突き合わせて話せる絶好の機会。でも、それだけに、保育者にとっても保護者にとっても緊張する場面でもあります。とくに発達が気になったり、友だち間でトラブルがあったりすると、どのように保護者に伝えたらよいか、悩む場合もあるのではないでしょうか。そこで、読者のみなさんが体験したエピソードをもとに、保護者との関係を深める個人面談について、考えてみたいと思います。

思わず、どきり。 「パパとママがこわい」
と言われたら

ある子育てひろばで、3歳の子どもが支援員にこう言いました。「パパとママがこわい」思わず、どきりとしてしまいますね。この言葉を、大人はどう受け止めればよいのでしょう。支援員からの相談に、小児科専門医・子どものこころ専門医の山口有紗さんに答えていただきました。

しょうゆ作り、映画上映会などで活動 4人の保育者がつくった
「ひとの和」

東京都東村山市周辺で4人の保育者がゆるやかに続けているグループ「ひとの和(わ)」。映画の上映会や対話会、しょうゆ作りなどさまざまな活動をしています。その根っこにあるのは、人が出会い、語り合える場をつくりたいという思いです。しょうゆ作りの日におじゃまして、4人のメンバーにお話しを聞きました。

健康・事故

3園に学ぶ/
記録を保育の改善につなげる
書きっぱなしにしない
ヒヤリハット

ヒヤリハットを書いたあと、その記録はどうしていますか。ファイルにしまったままになっていたり、読み返す機会が少なかったりすることもあるかもしれません。今回は、「書いたあと」を大切にしている3園を紹介します。

正座ってよくないの? 子どもの足の発達は、あるがままを受け止めるだけでいい

「子どもに正座をさせないで」と保護者に求められたという読者のつぶやきから、改めて専門家を取材。子どもの足の発達を考えてみました。

書籍・コミック・エッセイ

書籍紹介 Pick-a-book! 大人の対応で、こんなにも
希望あふれる保育に
変わっていくのか

書籍名 『保育園の日常』

植物観察家のこどもかんさつノート 
第33回
こだわりの男

今日も! ローカル×子育てやってます 
第9回
田舎道で育つ、歩く力

読者・お知らせ

エデュカーレ読者のひろば

第18回 エデュカーレ全国読者交流会
in 清里 開催報告

2026年6月13日(土)、14日(日)開催。
239名の方が参加。空の広さを感じる清里高原に、全国から子どもたちと日々向き合う仲間が集いました。今年も、学び合い、語り合い、多くの出会いがありました。参加者の方の感想を一部お届けします。

次号予告・お知らせ